就職活動で、「マッチングさせる」という言葉の解釈違いで行き過ぎている感があります。
マッチングという言葉の意味は「1・種類の異なったものを組み合わせること。2・ 複数のデータをつき合わせて照合すること。」ですが、何となく就職活動では「自分自身と(完全)一致させる」みたいな使われ方をしています。
ちなみに一致の意味は「1・ 二つ以上のものがぴったり一つになること。2・くいちがいなく同じであること。」です。言葉を正しく追いかけるとマッチングとは違います。(意義素を考えた場合、論理的にはイコールにもなりますが、人や役割りで考えると「相応しい」や「適した」というように完全に一致したという使い方はしない前提です。)
ぴったり、くいちがいのない場所を探そうったって、見つけられる方が奇跡(皆無?)に近いはず。そんな限りなく奇跡に近い場所を求めて就職活動をしようとすると「見つからない可能性が高い」ので、不安だし怖いし動き出せなくなります。
本当にマッチングを考えるなら、マッチングの意味を正しくとらえて就職活動した方がいいと思います。仮にマッチングという言葉が学術的に「一致」という意味合いがあったとしても、就職活動においては「種類の異なったものを組み合わせる。」と捉えるべき。そもそも「異なる」ということが前提で考えた方がいいと思います。
異なったものが組み合わさるからこそ、とんでもない価値が生まれ世の中に貢献でるんです。そう考えれば、「一致してそうだから会社説明会に行ってみようと思う」ではなく、「よくわからないけど、その会社で自分が発揮できる何かがあるかも」という「組み合わせられるかな的な感覚」で、先ず会社説明会に行った方がいいかもしれないですね。
思いもしない「ここだ!」が見つかるかもしれません。そんな会社とマッチングすればいいですね。